次のページ 前のページ 目次へ

9. アドバンスト・コース

9.1 パッケージへの電子的署名

RPM で作成したパッケージが本当に query により表示 される人が作ったものかどうか、またパッケージが ftp 等の際に損傷していないかを調べられるように、 各パッケージには電子署名を付けておく事が出来ます。

現在は (version 2.2.9) MD5, SIZE, PGP の署名を サポートしています。

MD5, SIZE の署名は常に行なわれます。

PGP 署名をする場合はオプション引数にて指定します。 (PGP の鍵束はディフォルトでは $HOME/.pgp に 置かれていると想定していますが、環境変数PGPPATH で、 もしくは $HOME/.rpmrc ファイル中に pgp_path: という行を書いておく事によって変更する事が出来ます。)

パッケージの作成と同時に PGP 署名をするには、オプション 引数に --sign を付け足すだけです。

既存のパッケージに PGP 署名をし直す場合は、

rpm --resign <package>
とします。

しかし、この場合は以前付けられていた署名は消去されてしまい ます。
新たに PGP 署名を追加したい場合は、

rpm --addsign <package>
とします。

(でも、あなたの公開鍵を公開しておかないと、 他の人は確かめようがありませんよ!!!)


次のページ 前のページ 目次へ