setclock スクリプトを設定する

setclock スクリプトはお使いのハードウェアクロック( BIOS や CMOS クロックとしても知られています)から時間を読み出し、 /etc/localtime ファイルを使って、ハードウェアクロックが GMT に設定されていればその時間をローカル時間に変換したり、ハードウェアクロックがすでにローカル時間に設定されていればそのまま使用したりします。 ハードウェアクロックが GMT に設定されているか否かを自動的に検出する方法はないので、ここは自分たちで設定しなくてはいけません。

お使いのハードウェアクロックが GMT に設定されていないなら、下の UTC 変数の値を 0 ( zero )に変更してください。

以下のコマンドを実行して新しいファイル /etc/sysconfig/clock を作ります。

cat > /etc/sysconfig/clock << "EOF"
# Begin /etc/sysconfig/clock

UTC=1

# End /etc/sysconfig/clock
EOF

さて、http://www.linuxfromscratch.org/hints/downloads/files/time.txt には LFS でどのように時間を扱っているかを説明するとても良いヒントがあるので、見てみるといいでしょう。 これはタイムゾーンや UTC, TZ 環境変数のような事柄について説明しています。