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航空用語と同様に、ブラック・ボックス記録では、システムまたはアプリケーションの致命的な障害に至ったイベントの詳細が提供されます。HotSpot上で実行中のJavaアプリケーションが起動時にJFRを有効化していた場合、データが継続的にJFRまたはバッファに収集されます。システム障害の発生時、この記録の内容をファイルにダンプして、原因の事後分析のために使用できます。このようなイベントの例には、JVMのクラッシュ、アプリケーションの予期しない終了、停電などが含まれます。JFR GUIには、データの復元と検査のためのメカニズムが用意されています。
ブラック・ボックス記録を作成するには:
JVMフラグ-XX:+UnlockCommercialFeatures、-XX:+FlightRecorder、-XX:FlightRecorderOptions=defaultrecording=trueを指定してJVMを起動します。
JVMのコンテキスト・メニューで、「デフォルトの記録のダンプ」を選択します。
「記録のダンプ」ダイアログ・ボックスが開きます。
ファイルパスを参照する必要がある場合または既存のファイルを上書きする場合は、「参照」を使用します。
適切なラジオ・ボタンをクリックして、記録の期間を選択します。詳細は、表: ブラック・ボックス・データの期間の選択を参照してください。
「OK」をクリックします。
指定されたファイルに記録がダンプされます。JFRでこのファイルを開き、中のデータを検査できます。