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「イベント・タイプ」パネル

「イベント・タイプ」パネルには、範囲ナビゲータで定義した期間中に記録されたすべてのイベントに関する概要情報が表示されます。イベントの詳細は、フライト・レコーダ・イベントを参照してください。

「イベント・タイプ」パネルは、円グラフおよび関連する「イベント・タイプ」表から構成されます。円グラフには、すべてのイベントに対する各イベントの割合が表示され、「イベント・タイプ」表には、それらの割合のRAWデータが表示されます。表のイベント・タイプ名の横の色チップは、円グラフ上のイベントを識別します。表の列については表6-31で説明しています。

「プロデューサ」表の説明

説明

イベント・タイプ

イベント・タイプの名前。1つのイベント・タイプが、「カウント」で示される同じタイプの数千の個々のイベントを表すことがあります。名前の左にある色チップは、円グラフ上のそのプロデューサのセクションと一致します。

合計

範囲ナビゲータで指定した期間中にそのタイプのすべてのイベントが消費した合計時間(ミリ秒単位)。

カウント

範囲ナビゲータで指定した期間中にそのイベントが発生した合計回数。


円グラフ上のプロデューサのセグメントにポインタを置くことによっても、表に表示されるイベント・タイプについて同じデータを表示できます。

このパネルの2つの機能により、表と円グラフの両方に表示される結果を絞り込むことができます。これらは、フィルタ・メカニズムであり、データの操作セットのみ表示するためのオプションです。

フィルタリング・メカニズム

表の上にあるフィルタ処理メカニズムを使用して、表に表示される情報を絞り込むことができます。

列をフィルタ処理するには:

  1. 「列のフィルタ処理」ドロップダウン・コントロールを右クリックしてメニューを開き、「イベント・タイプ」など、フィルタ処理する列を選択します。

    列名が「列のフィルタ処理」フィールドに表示されます。

  2. テキスト・ボックスに、フィルタ処理する文字列を入力します。

    通常、パフォーマンスへの影響を少なくするために、照合には単純なクリーネ・スター・ワイルドカードのみが使用されます。スター(*)は、ゼロ個以上の任意の文字と一致します。例:

    8*は、8で始まる任意の文字列と一致します。*esは、esで終わる任意の文字列と一致します。

    また、正規表現も使用できます。ただし、複雑な式や大規模なデータでは解決に時間がかかる場合があります。例:

    regexp:(YC|Young Collect).*は、YC Promotion Failed、Young Collection、Young Collector Nursery Snapshotなど、YCまたはYoung Collectで始まる任意の文字列と一致します。

    また、数値を含む列には論理式を作成できます。たとえば、メモリー/割当ての「クラスによる割当て」表の列などのカウントを含む列の場合、式 > 100 && < 500では100よりも多く、500に満たないイベントのクラスがフィルタによって除外されます。

    フィルタ・テキスト入力フィールドでは大文字と小文字が区別されます。

操作セットでの「イベント・タイプ」パネルの使用

「イベント・タイプ」パネルでは、操作セットから特定のイベント・タイプを追加または削除し、トレースで発生したイベントのみを比較できます。「操作セット」コンテキスト・サブメニューからアクセスできるこの機能は、他のフライト・レコーダ・タブで使用可能な機能に似ています。