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    LOADLIN.EXE は(DOS で動く) LINUX カーネルイメージのローダーです。
         (カーネルのコマンドラインを完全にサポートしています)
            (C) 1994 Hans Lermen (lermen@elserv.ffm.fgan.de)
            (翻訳:こじまみつひろ kojima@komae.denken.or.jp)
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LOADLIN は F.Coutant 作の BOOTLIN と同じ原理に基づいていますが、よりエ
ラーチェックを強化し、カーネルの持つ「コマンドライン機能」を完全にサポー
トしています。レスポンスファイルを利用することも可能で、もしコマンドラ
インが(DOS の制限である)128 バイトを越えても大丈夫です(1.0.5 よりも古
いカーネルでは、80 バイト以上の文字列を渡すためにはパッチが必要です)。
UMSDOS では、LOADLINX プリプロセッサが DOS 風のドライブ名を /dev/xxxx
の形に変換します。

昔からの LOADLIN ユーザーへ:
     LOADLIN-1.5 は、 BIOSINTV/REALBIOS なしに動きます!
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ローダーのプログラムは以下の条件の元で DOS のプロンプトか CONFIG.SYS 
から起動できます。


  1. プログラムがロードされるメモリ番地と 0x90000 番地の間に圧縮された
     カーネルイメージを置けるスペースがあること(ヘッダーとセットアップ
     プログラムは別にして)

  2. A) CPU が仮想 8086 モードにないこと
     か
     B) EMS ドライバが VCPI をサポートしていること

手早く始めるには QUICKSTA.RT を、より詳しい説明は MANUAL.TXT を、それ
ぞれ読んでください。

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LODLIN15.TGZ の中身
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  README.1ST      今読んでるこれ!
  QUICKSTA.RT     Pat Volkerding の LODIN14.TXT の引用
  MANUAL.TXT      マニュアル
  PARAMS.DOC      Linux コマンドラインパラメータの説明
  TEST.PAR        レスポンス(パラメータ)ファイルの例
  CHANGES         LOADLIN の歴史
  LINUX.BAT       Linux を起動するための DOS のバッチファイルの例
  LOADLIN.EXE     ローダー
  LOADLIN.ASM     ソースコード
  BIOSINTV.SYS    VCPI 経由でロードするためのデバイスドライバ
  BIOSINTV.ASM    そのソース
  REALBIOS.EXE    本物の BIOS 割込みベクター/データをファイルに書きだす
                  ためのプログラム
  REALBIOS.C      そのソース
  BOOTSECT.BIN    上記のデータを使うフロッピー用のブートセクター
  BOOTSECT.ASM    そのソース
  LOADLINX.EXE    UMSDOS をサポートしたプリプロセッサ
  LOADLINX.C      そのソース
  MAKEFILE        TASM, TLINK 用の MAKEFILE
  BOOTING.DOC     いくつかの有益な情報
  COPYING         FSF の一般許諾契約(Gnu Public License)
  KERNEL/*        boot/setup.S に対するパッチ

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