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9. environment

GNUPLOTは 多くのシェル環境変数を認識します. 必須のものはありませんが,使えば便利になるかも知れません.

GNUTERM が定義されている場合,それは使用される出力装置(terminal)の名 前として使われます.これは,GNUPLOT が起動時に見つけた出力装置に優先 して使用されますが,.gnuplot またはそれに相当するスタートアップファイ ル( start-up 参照)による指定やその後の明示的な変更の方がさ らに優先 されます.

Unix と AmigaDOS と AtariTOS と MS-DOS と OS/2 においては,GNUHELP に ヘルプファイル(gnuplot.gih)のパス名を定義しておくことができます.

VMS においては,シンボル GNUPLOT$HELP を GNUPLOT 用の ヘルプライブラリの名前として定義します.

Unix においては,カレントディレクトリに .gnuplot というファイルが無い 場合には,HOME に定義されたディレクトリを探します. AmigaDOS と AtariTOS と MS-DOS と OS/2 においては,GNUPLOT がその役割に 使われます.VMS では,SYS$LOGIN: です.`help startup` を参照 して下さい.

Unix においては,PAGER がヘルプメッセージの出力用フィルターとして使わ れます.

Unix と AtariTOS と AmigaDOS においては,SHELL が `shell` コマンドの際に 使われます. MS-DOS と OS/2 においては,COMSPECが `shell` コマンドの際に使われます.

AmigaDOS においては,GNUFONT が画面用のフォントとして使われます. 例: "setenv GNUFONT sapphire/14"

MS-DOS において BGI インタフェイスが使われている場合には,`BGI` とい う変数が BGI ドライバのディレクトリへのフルパスを指定するために使われ ます.さらに,800x600 の解像度用 Super VGA BGI ドライバを指定するため に SVGAが使われ,そのモードと共に '名前.モード' とセットします.例え ば,Super VGA ドライバが C:\TC\BGI\SVGADRV.BGI で,800x600 の解像度が モード 3 だったならば,'set BGI=C:\TC\BGI' と 'set SVGA=SVGADRV.3' と することになります.


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