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7. command line-editing

Unix, Atrai, VMS, MS-DOS または OS/2 版の GNUPLOT はコマンドライン編集 機能を持っています.さらに履歴機能によって過去のコマンドを呼び出し, 編集し,再実行することができます.コマンドラインの編集が終った後に改行 または復帰キーを押すと,そのときのカーソルの位置にかかわり無く行全体を 入力します.

編集用のコマンドは以下の通りです.

行編集(`Line-editing`):
^

B で1文字左へ移動. ^F で1文字右へ移動. ^A で行頭へ移動. ^E で行末へ移動. ^H か DEL でカーソルの左の文字を削除. ^D でカーソル位置の文字を削除. ^K でカーソル位置以降の文字をすべて削除. ^L,^R で画面が乱れた場合などに行を再表示. ^U で行全体を削除. ^W でカーソルの左の1語を削除.

履歴(`History`):
^

P で履歴をさかのぼって検索. ^N で履歴をくだって検索.

MS-DOS [原文: IBM PC] においては,DOSEDIT や CED といった TSR プログラムを 利用したい場合があるでしょう.そのような場合,GNUPLOT を行編集機能なしで コンパイルすることも可能です(makefile のデフォルトの設定).MS-DOSで GNUPLOT 自身の行編集機能を利用する場合は,makefile において READLINE をセットし,リンクファイルに readline.obj を追加して下さい.readline を使うと MS-DOS または Atari 版において以下の矢印キーが利用可能になります.

  左矢印       - ^B と同じ.
  右矢印       - ^F と同じ.
  Ctl + 左矢印 - ^A と同じ.
  Ctl + 右矢印 - ^E と同じ.
  上矢印       - ^P と同じ.
  下矢印       - ^N と同じ.

readline の Atari 版ではさらにいくつかのキーエイリアスが定義されています.

  Undo            - ^L と同じ.
  Home            - ^A と同じ.
  Ctrl Home       - ^E と同じ.
  ESC             - ^U と同じ.
  Help            - `help' とリターン.
  Ctrl Help       - `help '.
(gnuplot で使われている readline 関数は,GNU BASH や GNU EMACS で使わ れているものと同じではありません.しかしそれなりに互換性はあります.)


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