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8. バグレポート

もしライブラリにバグがあると思うときは、まずにFAQに目を通してくだ さい。ほかの人がすでにこの問題を見つけていて、簡単な解決方法が示されて いるかもしれません。また、INSTALLファイル内の"GNU Cライブラリを インストールするための推奨ツール (Recommended Tools to Install the GNU C Library)"の項目も確認してください。バグによっては、 glibc自身のものではなく、ほかのツールに原因のある可能性があるからです。

バグを見つけたらまず、それが本当にバグかどうか確かめてください。 確認のための良い方法は、GNU Cライブラリが他のライブラリと同じ動作を するかどうか確めることです。もし動作が同じなら、おそらく間違っているの はあなたで、(必ずしもそうとは言えませんが)ライブラリは正しいのでしょう。 そうでなければ、たぶんんどちらかのライブラリが間違っているのでしょう。

次に、 http://www-gnats.gnu.org:8080/cgi-bin/wwwgnats.plに行き、 バグデータベースを確認して、同じ問題が報告済でないかどうか確認します。 分かっているバグについては、(libcと共に配布されている)BUGSも確認すべ きです。

新しいバグだということが確認できたら、問題を再現できる最低限のテスト ケースの範囲まで問題の幅を狭めてください。Cライブラリの場合は、可能 な限り、一つのライブラリ関数呼び出しにまで問題を狭めるべきです。 これはさほど難しくないでしょう。

簡単なテストケースに絞ることができたら、最後のステップはバグを報告す ることです。バグを報告するときは、テストケース、実際に得られた結果と 期待される結果、そして(もしあれば)この問題の原因と考えられる要因、 テストに使ったシステムの種類、GNU CライブラリとGNU Cコンパイラ、 GNU Binutilsのバージョンを送ってください。configureによって生成された config.statusconfig.makeも含めてください。 これらは、configureを実行したときのカレントディレクトリにあります。

GNU Cライブラリのバグは、GNU libcに付属のglibcbugシェルスクリプトを 使って bugs@gnu.orgへ送ってください(古いアドレス bugs@gnu.ai.mit.eduもまだ使えます)。 あるいは、 http://www-gnats.gnu.org:8080/cgi-bin/wwwgnats.pl から、GNATS WEBインターフェースを使って投稿することもできます。

提案や質問はメーリングリスト bugs-glibc@prep.ai.mit.edu へ送ってください。もし、gnewsgroup gnu.bug.glibc を読んでいない場合、 bug-glibc-request@prep.ai.mit.edu に請求すれば、リストを取り寄せることができます。

GNU Cライブラリのバグレポートを <bug-gcc@prep.ai.mit.edu>に送ること は避けてください。こちらは、GNU CCのバグレポートのためのものです。 GNU CCは別の人々によってメンテナンスされており、GNU Cライブラリとは 別物だからです。


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