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6. パッケージ作成

specファイルを書いてしまえば、 あとは <topdir>/SPECS に移って RPM を使ってパッケージを作成するだけです。

RPM 構築コマンドの一般的な形は

& rpm -bO [作成オプション] <specファイル名>+
です。

[作成オプション]は man page の翻訳等を 参照して頂くことにして、ここでは -bO の部分だけを 説明します。

-bOspec ファイル中で記述したどの過程 (タグ)まで作業を行なうかを指定するものです。

-bp

%prep 過程まで、即ち、ソースを展開してパッチを 当てるところまで作業を行ないます。

-bl

%files で記述されたファイルのリストの検査を 行ないます。

-bc

%build 過程(通常は実行ファイルを make するところ)まで行ないます。

-bi

%install 過程(通常 make install を行なう) までを行ないます。

-bb

(%prep, %build, %install を行なって から)バイナリパッケージを作成します。

-ba

(%prep, %build, %install を行なって から)バイナリ及びソースパッケージを作成します。

一つだけ [作成オプション] について説明しておきます。 --short-circuit をつけると、(-bc 又は -bi とともに用いた場合は) その前の過程をやらずにいきなり目的とする過程を実行します。

さて、-bb または -ba を指定してパッケージを 作成してみましたか? うまく行けば、

出来ている筈です。


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